そう、これが愛
「で、私に聞きたい事とは?」
「あ、あのね」
いやにもじもじする部長が気持ち悪くてついつい眉が寄ってしまったのを部長がこれまた目敏く気づきピシリと背筋を伸ばす。
「昨日の記憶があまり無いんだけどね、目が覚めたらソファーに寝てたし」
よかったやっぱり記憶は死滅していた。
「で、その後、ななななんで歌己ちゃんに心臓が痛くなったり、息が出来なくなったり、身体が熱くなったりするのか、よく考えてみたんだけど」
「・・・・・・・答えが出たんですか?」
余計な事に頭使いやがってと心の中で悪態をついて、部長を見れば、頭を横に降る、そうか、そのまま答えを出さないで下さい。
「そこで、相談したんだ、じゃあ、その、俺が歌己ちゃんを・・・・・・す、好きなんだって・・・・うぷっ」
「・・・・・・吐いたら殴りますよ」