そう、これが愛
「ふう、アチかった、人の物だから奪いたくなるし美味しんだよ、人間の生理現象だと思うんだよね」
「それで正当化したつもりかしばきあげるぞ、それとお前ひと掻きでどんだけ口に詰め込んでんだよ!!半分もねぇじゃんか!!!」
「オムライスちょっとかじられたくらいでキャンキャンと吠えるんじゃありません!!」
かじった規模が違うとまだ吠える犬を横目にまったくもう!!と近くにあったナプキンで口周りについたケチャップを拭き取る。
「で、さてさて、新井君、私はね、君にクレームを言いたくって来たの、オムライスはその余興」
「余興ッ!?」
半分以下になったオムライスを泣く泣く口に含み、もすもす食べていた新井の手が止まるのを確認する。そう、間違いなく、お前のせいなんだ昨日好きなバターパンを落としたのもお前のせい。
「オムライス詰まって死んでくれ、本気で」
「なに!?なにいきなり!?」
「部長に余計な事吹き込みやがって」
「は?部長?誰だそれ?」
「斉藤 光だよ、あの金髪猿だよ、相談受けたでしょ?余計な事すんじゃねーよ沈めるぞ」
「ああ、あれか、驚いたぜ、アイツからセックスどうの聞く日がこよーとはな、アイツは見た目だけ最高級だからな女じゃなく俺にしてほしかったぜもったいねぇ」
「顔面はいいのに頭弱いなんてもったいねぇ・・・・新井君」
「俺ッ!?・・・・・ってかお前が知ってるって事は・・・・・なるほどな」
「なによ、ニヤニヤして、私の身体はあげないよ?」
「いらねーよ//////」
「赤くなってんな気持ち悪いな」
「くッ・・・とにかくアイツが好意寄せてるのがおまぶあはッ!!!!!」
「それ以上言ったら殴るから」
「もう殴ってんだろーが!!」