そう、これが愛
「・・・・・・・・・」
「だから申し訳ありませんでした」
「むっ」
なんとか部長が気絶している間に自称ホストと名乗る変態を部室から出して(※蹴り出した)部長を起こせばブスッと不機嫌な部長ああ家に帰ってケン●ッキー食べたい。何度謝ってもムスっとして一言もしゃべんない、自分で自分専用の冷蔵庫からアイスマンを取り出し頭を冷やす部長。
「・・・・・部長」
「あれ誰?歌己ちゃんの何?」
「私となんら関係のない一般的な変態です」
「本当に?」
「聞き直す意味がわかりません、とにかく私ケンタ●キーが食べたいので帰りますね」
「(えー)・・・俺が作るからもう少しいて」
「(えー)あれはカー●ルオジサンしか作っちゃダメなんですなので帰ります」
「じゃオジサンになって作るから」
「不可能です帰ります」
「可能だもん」
「・・・・・・なんでそんなに帰したくないんですか?」
あ、聞くんじゃなかった。今さっき聞いた自分を殴りたくなって恐る恐る部長を見ると俯いて考え込んでいる。しね私。
「・・・・・目離すと・・・歌己ちゃんすぐ誰かと一緒にいるから」
何を言い出すかと思えば、どうしたものか。
「・・・・・・それで部長は私にどうしてほしいんですか」
「・・・・・・・そばにいて」