そう、これが愛

それは輝く深海のよう




歌己ちゃんが部室から連れてかれて2分我慢したけどやっぱり無理絶対無理ちょー気になって。



尾行してみた。




なんなの!?あの人!?
なんで歌己ちゃん連れてくの!?一人で出てってよ!!!!


壁に隠れて歌己ちゃんを見ていると普段からあまり笑わない歌己ちゃんが微かに笑い胸がギュッと熱くなって目頭の奥も何故か熱い、なんで、なんで、なんで笑ってるの歌己ちゃん。
ソイツと居ると笑うの?楽しいの?俺の前でもそうやって笑ってよ。


やだ、今の歌己ちゃん見たくない。


「・・・・・・・」


自分の首を絞めるだけの行動のはずなのに、見たくないのに、目が離せなくて、ひたすら目線を向けた。



何やってんの俺。


これ以上は見ちゃいけないでしょ。


笑いかける先は俺でしょ歌己ちゃん。




ああ、泣いてしまいたい。


好きになるというのはこんなにも疲れるんだ。


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