そう、これが愛



「ヤバいヤバいよ!!どうしよう!?かかか加齢臭ってアレだよね!!えッ!?何っ!?どうしてこの年齢で!?加齢臭ってアレだもんね!!」

「そうですねアレですね」

アレってなんだ??部長の頭の中で加齢臭はどの位置にランクインしてるの??

「どうしよう・・・今すぐ部室のシャワー・・いや、それよりも消毒・・や、や、や、どうしよう歌己ちゃん臭い!!!!!がっ!!」

私の足元にしゃがみ込みパニックに陥った末期状態の部長に裏拳をかます。
私が臭いみたいに聞こえてイラっときた・・・・がよくよく考えればきっと部長は私に自分が臭い?と聞きたかったんだろう申し訳ないが母国語を間違えた部長が悪い。いや、部長の母国語は日本語なのか?外国の血を受け継いでいるらしいし・・・・・・日本語って難しいな。


「いっ・・・痛いよ歌己ちゃん!!」

「痛みがあるって事は生きてる証拠ですよ、よかったですね部長」


医者になった気分で部長の肩をポンっと軽く手を置くとびくんッ!!と肩を揺らしゆっくり私を見る部長の左頬がガッツリ赤くなっている、私もメキメキと力をつけている証拠だ成長の証が見えて嬉しいかぎりだったりする。

「歌己ちゃんありが・・・って!!!鼻摘むぐらい酷いの!?」


鼻を摘む私を見て青ざめる部長。
そして最近ますます部長で遊ぶのがベラボ楽しい。







< 45 / 98 >

この作品をシェア

pagetop