そう、これが愛
羞恥の限界かプライドの問題か桐谷さんが本気で泣きだしそうになっている
のを、可哀想な目で見る新井君に良かったねノーマルだよ?レアだよ。
と笑いかけると


「お前のが歩く卑猥物だろ」

「やだな、歩く卑猥物は新井君の特許なのに」

「そんな特許ねーよ、ところで今さっき居た男誰だ?知り合いか?」

「うん、銀子がお世話になってて」

「銀子?」

「部長に鮭丸々プレゼントしたら泣きわめかれちゃってめんどくさいけどさばいてもらおうと思ってたら親切な彼が銀子さばいてくれるって、まだ知り合いではないけど将来の旦那様です」

「お前ついに光の精神破壊までやる気になったか・・・・・・いやまて!!旦那!?」


おお!!相変わらず煩い反応をする新井に嫌な顔をしていると
今まさに悪魔と取引しそうな顔をしていた桐谷さんまで地上に降り立った

「え!!旦那って何歌ちゃん?」

すげー爽やかに笑っていない桐谷さんに少し嫌かなり引いた。

「桐谷さん先ほどの彼知ってるみたいでしたけど、えーと結城王子でしたっけ?」


「結城 友也(ユウキ トモヤ)歌ちゃんと同じ年だよ」

「なんだか名前と名字がハッキリしない人ですね」

「そんな事言うの歌ちゃんだけだと思うけど、結城君俺と並ぶ人気者だからね?」

「それは!!・・・リストに入れておかないとダメですね」

「なんのリスト!!デス○ートじゃないよね!?」

「死ぬほど嫌われてるの理解してたんですね」

「死ぬほどは知らなかった!!」











< 69 / 98 >

この作品をシェア

pagetop