そう、これが愛



「で、新井君が思春期って話をしてたんですよ」

「へぇ?(全然理解できなかった、あらいって誰だっけ?)あっ歌己ちゃん今消毒液新しく詰め替えるから待ってね」


あれから部室に戻りさっきの出来事を入口から窓際の部長に話す

「部長ちゃっちゃか動いて下さいよとろいな」

「テーブルにこぼしたくないんだもん!!」

お前の中で消毒液まで汚いのか...

「いや、こぼしたら拭きゃいいじゃないですか」

「待って!!今真剣!!ここ真剣だから!!あっやべっこぼれる!!....セーフゥ」




望や新井や他もろもろと話している時も楽しいが



この部室で部長と話してる時間が落ち着くと

最近知ってしまった・・・・・
重い溜息をつきながらも部長を見てみると消毒液がボトルから垂れてしまったのか
両手を顔にあてて、、、、泣いてんのかあの人?セーフじゃねーじゃん
向こうか歌己ちゃーんこぼしたぁーとへなへなしたかわいい声が聞こえ、、、て


「(ああ、誰か私を殴ってくれ・・・)はあ・・・」


「歌己ちゃん!!溜息つくと幸せにげるよ、はい消毒してね」

と、離れた場所から消毒液が入った霧吹きボトルがゴロゴロ転がッて来たのをキャッチする

「あっやっとですか。そんな非科学的な事信じてるんですか部長、子供だな」

「珈琲に砂糖ドバドバ入れる歌己ちゃんに言われた!?」

「やだな部長死にたいなら早く言ってくださいよ、私予定があるので
通夜も葬式も出れませんが火葬は出ますね」

「ちょっと待って歌己ちゃん!!棺に花入れないで、入れるなら滅菌してからね!!」

「オイ問題はそこか。その前に火葬まで行った事に抗議しろ光」


背後から新井の声がしたのでまず背後に向かって霧吹きをかけて


「ひあ!?」

「!?!?」←うたこ

 







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