そう、これが愛


「・・・・」

「・・・ぁ・・・・」

「歌己ぉー光が!!光がーぁ!!!」


腕の中でカッカーっと赤くなる結城君・・・・うるさい新井に首を向けると
両手で顔を覆う部長が大泣きしていた
何?何!?この場をどう収めてほしいの新井無理でしょ
私なんて可愛い結城君腕におさめてるんだよ


ピロォ~ン(しつこい写メ音)


「桐谷さん」

「何々!?(ウキウキ)」

「この場を収めるには桐谷さんの死しかないんですいっちょ死んでください」

「何そのいっちょコンビニ行って来てのノリ!!こんな重いノリ初めてだよ!!でもわかった!!!」

桐谷ぁー!!何処行くんだ桐谷ー!!と叫ぶ新井を無視し

「あのゆーき君・・」

「ぁ!!ごめん・・言うつもりは・・・なかったんだけど・・・その/////」




くそっ・・・・可愛い


「新井君・・・・・私には無理だ・・・もう無理だよ・・・」

「何が!?何が無理!?」

泣き続ける部長を支えながら私に問い詰める新井
涙がジンジンと出るのがわかる鼻もつーんとし始めて
これがはたして鼻水なのかはたまた鼻血なのか
このままでは「うんいいよ」と考えも無しに口からポーンとでてしまいそうだ



「歌・・・ぅた」

「ん?どうした光?」

「ぅ・・・つき・・・ん・・歌己ちゃんは付き合いません!!!!!(大声大泣き)」

「・・・・・・」


なんで部長が返事してんだよ


「・・・・ごめんなさい」

結城君謝ったー!?!?

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