そう、これが愛
「部長!!なんで部長が返事してんですか!ゆーき君が部長に告ったみたいになってんじゃないですか自惚れないでください窓から投げますよ!!新井も一緒に!!」
「だって!!ごめんなさい!!」
「俺何にもしてねーじゃねーか!!なんでだよ!!」
幼稚園児のようなセリフに新井投げるのなんてご飯食べる時に箸使うぐらい当たり前な事だよと言っていると、腕の中でショボーンとしていた結城君が私の両肩を掴んだ、があわわしていた・・・・・大丈夫かな結城君こうなるなら最初っから言わなきゃいいのに
「ぁあのまだ知り合ったばかりなのにこんな事言ってすみません、、もっと笹倉さんと仲良くなってからまた伝えます」
かあぁぁぁ!!と頬をピンクに染める結城君、なんか、、、、凄く素直な人だ、、、部長に似てるなと笑ってしまいそうだ嫌失礼でしょーよ我慢しろよ
「ゆーき君」
「は、はい?////」
「敬語」
あっ!!と気づき照れ笑いする結城君に私も笑おうと頬を緩めると後ろからお腹に腕が巻きついてきた
「歌己ちゃんはあげないから!!」
新井か桐谷かと思っていたらゴム手袋をした部長でした、、、この人まだゴム手袋持ってたのかとぼんやり思っているとぎゅうぅぅと抱きつく腕に力を入れ始めるぶちょ、、う
「いたたたたたた!!部長!!力入れ過ぎですっ!!ちぎれる!!上と下が離れるちぎれる!!」
「歌己ちゃんは駄目だから・・」
ぐすっと鼻をすすりながら私の肩におでこを置く部長に
「痛い痛い!!余計力入れてどうするんですか!?」
「さっ笹倉さん!!!!」
結城君が私のSOSに答えて顔を青くさせながらも私と部長を離そうと
「いだだだだだ!!ゆーき君ゆーき君!!腕ひっぱらないでー!!」
「ごッゴメンね!!ど、どうしよう!?」
「歌己ちゃーん!!(大泣)」
「部長パニックになるとすぐ泣く癖どうにかしてください!!!!」