そう、これが愛
結城君と新井は用事があるからと、結城君は良しとして新井は明らかに地縛霊を気にしているのかキョロキョロしながら帰っていったその地縛霊を先ほどまで看病していた人だとは誰も思うまい。
「歌己ちゃん・・・」
「・・・・・なんですか」
「・・・・何俺やっぱり火葬まで行ったの?」
やっぱりって何?部長火葬まで行ったの?私が聞きてーよ。まだパニック気味の部長の頬をパンッと叩くとキョトンとする部長
「さっきはごめん」
「ああ?」
「間違えました、申し訳ありませんでした」
「まったくですよ今までにない(ゲ○)新記録更新に私もコーチも驚きです!」
「え何の話!?俺は歌己ちゃんに・・・・・・その引っ付きすぎた事を、うっぷ」
「また吐くんですか!?私をあれだけ抱きしめておいて!!まだ吐くんですか!今日観たいドラマがあるので帰りたいんですが!吐くんですか!隙間無い程に引っ付いておいて!!また吐く気ですか!!!」
「ぎゃぁぁぁ!!煽んないで歌己ちゃん!!それも間に願望入れたでしょ!!ちゃんと気づいてんだから!!」
「願望じゃないですマジです」
「なお悪いじゃん!えマジで帰っちゃうの?」
両手で口元を押さえ、嘘だよね?と顔を真っ青にする部長、良しいつもの部長ですね
「嘘じゃないですよ、今日ファイナルなんで見逃せないんですよ」
「え」
「何傷付いた顔してるんですか?ラストどうなったか明日教えてあげますから」
「あらすじからお願いします」
泣きながらも1話から知らないという部長を横目に見ていると
部室のドアが開き
「ゆーき君?」
結城君が申し訳そうに入ってきたと思えばソファーに居る部長に近づいた
部長は部長で、、、、ちょ、部長目怖ッ!!
「あの、笹倉さんとお付き合いはされてないですよね?」
「・・・・・・さあ?関係ないでしょ?」
「ですね、わかりました」
にっこり笑う結城君と不機嫌丸出しの部長
なんだなんなんだもう。。。
あ、あと4時間でドラマの時間だ