そう、これが愛
「結城」
部室から出て外に向かって歩いていると名前を呼ばれ振り向く・・・・だっ
「誰もいない・・・(笹倉さん!!!!←もはや守護神)」
ガタガタと震える体を自身の両手で抱き抱える
「よく見ろいるわ!!!!」
烏色に暗い場所からからカツカツと足音をたててひょこっと新井先輩が現れた
「ぁ新井先輩...」
新井先輩はよう!とにししと笑い近づいてきた、確かさっき一緒に部室を出ているのに何故まだ居るのだろうと疑問に思うと新井先輩の雰囲気が変わりフッとこちらを見た。
「なぁ結城は歌己の事本気なのか?」
「......笹倉さんですか?」
「ああ〜...うん」
「本気です」
軽い気持ちだと思われたんだろうか?、笹倉さんもそう感じ取っていたらどうしよう。この気持ちに嘘は無いし最近の事でもない
「最近?一目惚れ?」
「いえ、一目惚れですが想っているのは入学からです」
この大学に入ったその一日目から俺は笹倉さんを好きなったんだ、話かけようと何か共通点をと考えながら今まで想っていたんだ。
軽いどころかかなり重い・・・
新井先輩はふんふんと首を緩く振り
「そんな怒っちゃいねーんだから暗い顔すんな」
オラッと肩をパンっと叩かれる。後ろで「痛っつぅー」と手の平を握りしめる新井先輩?どうしたのだろう?
ただ好きと伝えるのは簡単で想いを伝え自分を知ってもらうという事のが難しいのだとジャケットの胸辺りをぐしゃっと握る
「どうした結城?胸痛いのか?生理?成長痛?」
「ええ!!///ちっ違います!!嫌っ触らなくても大丈夫です!!」
「なんだ?悪いかもしれないだろ?診てやるから大丈夫だから、な?」
「え?な?え?!」
服に手をかけようと伸びる腕を見て身体が一気に冷えるのを感じた
「!!!????」
ガッシャ