そう、これが愛

そうか、そういう事か、

部長に顔を近づけ目を合わせると途端目をキョロキョロ動かせうーうーと唸りだした、部長の額から大量に垂れる冷や汗が気持ち悪いなんてのも気にしない、いや気持ち悪い。


「部長」

「な何、ち、近いってば」

「部長、私見てどう思います?」

私の言葉に部長は落ち着きが無かった目をピタリと私の目に合わせた。

「そ、その良い香りするとか、ご飯食べる口が気になるとか・・・・あと」
「部長きもいですよ」
「!?」
「傷付いた顔しないで下さい、私を見て身体にどう影響してるんですか?」

「・・・・・・・心臓痛くなったり息できなくなったり?」

「私の身体見てどう思います?」

「柔らかそうで触りたくな・・・・・!?」


そこまで言ってはっ!!と目を見開き固まる部長、さすがに今の今まで女嫌いでもその感情が何なのかぐらい気づくだろう、とこの馬鹿らしい話も解決するとふぅと安心した。


「・・・・ぅ、おえええ」
「・・・・・・・・」

コイツっ


「ぅえ・・・・い、今頭ん中で歌己ちゃんと・・・うっ」

「私と何ですか?」

「セックスしちゃおえぇええ」

勝手に私をセックスの相手にしておいて吐くとはどういう了見だ、あ、なんかだんだんムカついてきたぞコレ。


「え!?ちょ!?歌己ちゃんどこ踏んでっ!!!ぎゃー!!痛い痛い潰れちゃう!!!!!」


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