white or brack

洸君は訳がわからないという顔をしながら言い出した。

「えっと…たしか、女顔で身長150cmぐらいで…性別年齢どっちもわかんなくて…主に黒にシルバーの模様のジャージ着てて…で噂では風雅に居る…って」

今の皆の視線は、嘘だろ?っていう視線からマジで?に変わった。

「洸~ちょっと間違ってるぜ…、身長150cmぐらいの“チビ”が抜けてるぞ“チビ”が」

さっきから下っ端君に交じってニコニコ笑っていた疾風が口を挟んできた。

「疾風!テメェ!」

「いや、本当のことだし…」

本当のことだけど!

「チビとか言うな!今から伸びるんだよ!」

ムキになって言った私に皆は笑いを堪えていた。

もうッ!

「まぁ、それは置いといて。舞姫のことはトップシークレットだかんな」

置いとかないでよ…。

そう言った恭耶に下っ端君たちは疑問の視線を送る。

さっきからあれだね、目は口ほどに物を言いって感じだね(笑)

皆の気持ちを察したのか慧が口を開いた。

「これは咲夜さん命令だ」

それを聞いて下っ端君たちから不満の色が消えた。

咲にぃの影響力ってすごいんだ…

ちょっと見直した、かも……

「ってことらしーから仲良くしろよー」

疾風が締めくくってwindに戻った。


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