white or brack


ふぅ~、疲れた。

「で?零、洸のことどう思った?」

どう、か

少し考えてから答えた。

「…全体的にガードが弱いね」

そう答えると3人とも考え込んでしまった。

少しして疾風が口を開いた。

「…あいつ強いんだけど、喧嘩するといっつもどっか怪我してくんだよなぁ…、特に頭。」

「いつか大怪我してきそうでこえーよな…」

「だな、また注意しねーとな」

恭耶と疾風の会話を聞きながら慧は渋い顔をしていた。

と、疾風が急に立ち上がった。

「この話はこれ位にして、休憩♪休憩♪」

なんの休憩?疾風なんかしてたっけ?

とまぁ思ったけど言わないでおいた。

「零なんか飲むかぁ?」

「オレンジジュース!」

「「「……。」」」

…え?

私何か変なこと言った?

3人ともポカーンってしてる

「ぷっ…あはははははッ」

首を傾げていると疾風が急に笑い出した。

恭耶も慧も笑いを堪えている。

「え、は、なに?俺なんか変なこと言った?」

そう聞いた私に疾風は笑いながら言った。

「あはは…いや、変なことは言ってねぇけど…ふっっそんなに目きらきらさせながら言うもんだから…しかも、オレンジジュースって…子供かよ…あはははっ」

ムッ!

「わりーかよ!慧も恭耶も笑うなよ!」


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