white or brack

「おい!慧起きろ!」

そう言いながら慧を揺すっている

軽く揺すって首を傾げるとさらに強く揺すりだす

「ちょ!恭耶そんなに揺すったらだめだろ!」

耐え切れなくなってそう言うと

恭耶は何で?という視線をして揺すっていた手を止めた

私は

病人になんてことすんだ!

と怒りそうなのを堪えて、なるべく落ち着いて言った

「慧、熱あるみたいだぞ」

恭耶は少しの間固まって

「は?熱?」

と少し遅れてリアクションした。

「うん、てか早く助けて重い…」



その後恭耶と二人で仮眠室まで慧を運んでwindにもどる。

「慧熱あんのか?」

助けに来なかった疾風に殺意を覚えていると恭耶が答えた

「あぁ…、たく明日、明後日は大事な日なのに…」

明日、明後日?

「何かあんの?明日、明後日に」

そう聞くとキョトンとした2人

「え、言ってなかった?」

と恭耶。

「しんねぇのかよ」

と疾風。

「いや、知らないよ…;」

と私。


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