white or brack

恭耶は少し落ち着いたのか咲夜さんに電話をかけだした。

「おい!罠って何だよ」

訳がわからないという様子で疾風が言う。

「お前が帰ってくる少し前零から電話がかかってきた。零の話はお前の携帯から電話がかかってきたと・・・」

「俺電話してねぇよ?」

「わかってる、最後まで聞け。でそのかけてきた人物は黒鳥ゲンだったらしい、1人で海の近くの3番倉庫まで来いって言われたらしい」

「じゃあ零は・・・」

「黒鳥ゲンのところに向かった」

疾風をほって俺は朱雀の総長に電話をかける

「もしもし、俺だ」

『オレオレ詐欺ですかー?』

「ふざけるな」

少し声を低くして言うと

何かあったと悟ったのか向こうも総長モードに入る

『何かあったのか?』

「あぁ、れ・・・舞姫が黒鳥の罠にはまった」

『なんだって!?舞姫って今話題の?』

「あぁ」

『本当に風雅に居たんだな・・・、俺たちもすぐ行く』

「・・・来てくれるのか?」

『当たり前だろ、風雅には世話になってるし、舞姫見てみたいし、それに・・・黒鳥には仕返ししねぇとな』

「だな・・・サンキュー」

朱雀の総長は少し笑って切った

朱雀の総長とは中1からの知り合いだ

こいつの仲間思いな面を気に入ってよくつるんでいた

ちょうど恭耶も終わったみたいだ





< 148 / 162 >

この作品をシェア

pagetop