white or brack

ん?

「お前零のこと知ってんのか?」

「あれ?言ってなかったっけ?」

「聞いてねぇよ」

「そうだっけ?えっと・・・前に藍が黒鳥に絡まれてるのを助けてもらったらしい、あと俺は財布届けてもらった」
 ・・
「またかよ」

そう言った俺に白は

あははと笑う。
・・
またと言うのは、よくこいつがいろんな物を落とすからだ

俺もこいつの落し物を届けたことで知り合った

「それより・・・」

昔のことを思い出していると、白がいつになく真剣な顔で言った

それにならって俺も真剣な顔で聞き返す。

「・・・なんだ?」

「あのな・・・」

「あぁ」

「藍が・・・」

「藍が?」

藍がどうしたんだ?

何か重大なことでもあるのか?


次の瞬間俺はとても驚くことになる

「藍が────────だっていうんだあぁぁぁ」

「なんだと!?」

驚いている俺をよそに藍は

「私零のとこ行って来る!」

と嬉しそうに走っていった。


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