white or brack
少し歩くと3年の教室が見えてきた

たしかあいつは、A組だったな

入り口に立つとそれまで騒がしかった教室がしんっとした

気にせず教室を見わたしたが

人が多すぎてどこにいるのかわからない

どうしたものか・・・

と考えこんでいると

「け、慧さま!」

急に名前を呼ばれ驚いて目を向けると

そこには、なんとかって会社の娘が立っていた

「何?」

そう聞くとそいつは顔を赤くして

「あ、あのどうしたんですか?」

と聞いてきたから

「龍ヶ崎零の席ってどこ?」

と聞くとそれまで満面の笑みだった顔が鬼の形相になった

「あんな奴になにか用ですの?」

「あんたには関係ない」

そう言うとそいつは、悔しそうにおしえてくれた

「あそこです。」

「サンキュー」
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