medal
第1章

いつもと違う、X`mas

*12月24日*
雪の降りそうな空だった。
そんな空の下、私は久しぶりに横を通る風が気持ち良いと感じた。


「優衣菜、優勝おめでとう。」

「ありがとう♪俊もおしかったね。」

俊は男子100m中学の部で0・2秒差で2位だった。

「いや~でもすごいね・・・。何か、お前が遠くに感じるわ。」

「え~なになに?いきなりしんみりして~?どうしたのっ♪?」

「別に。」

「うそだぁ~教えて♪」

俊は一瞬天を仰いだ。

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