medal
目が覚めた。

真っ先に目に飛び込んで来たのは真っ白な天井。
・・・ここはどこ?

「お、目覚めたか?」

隣を見ると俊がいた。

「大丈夫か?気分悪くないか?」

そこに看護師と見られる女の人が入ってきた。

「優衣菜ちゃん、目覚めたのね。」

『ここ、どこですか?』

そう言おうとした。。。
あれ・・・?

「どうした?優衣菜・・・?」

『なんかね』

声が出てこないの・・・。
なんか、もう俊と話せない気がする。

「ちょっと、先生を呼んでくるのでちょっと待っててね。」

そういって、看護師は部屋から出て行った。

「優衣菜・・・もしかして、俺のこと覚えてない?」

『違う!忘れるわけないじゃん!』

首を横に振って、必死で口の動きで伝えようとする。

「・・・?喋れないのか?声が出ないのか?」

首を大きく縦に振った。

「ちょっと、売店行ってくるから待ってて。」

『うん。』

私はうなずいた。
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