クール×彼 Ⅱ
オレはずっと好きだった女の子に告白された。
信じられなくて、思考停止になるくらい。
「つ…付き合う、の??」
動揺しすぎて噛みまくり。
本当、かっこ悪いよな。
「へ…??
ぁ、あの…早川くん、返事………は??」
「OKだけど…付き合うの??」
「ぉ、ぉお願いしますっ」
「ん」
お互いガチガチで、言葉が途切れ途切れになってしまう。
「じゃあ、ばいばい」
「ぁ!!ばいばいっ早川くんっ」
「夏樹でいいよ」
「へ??」
「夏樹でいい。面倒だろ?」
「なっ、夏樹くんっ」
「じゃあな」
「うんっ」
そう言ってオレは屋上のドアを閉めた。