ヒミツのお姫様☆2nd


キッと爽を睨む。



そんな私の視線に気づいた爽は、私にしか聞こえないように、



「我慢できなかったからさ。
これからは頑張るよ」



と、それはそれは甘い声で囁いた。




「あのー…」



花梨ちゃんが、困ったような表情を見せる。



「何?」


爽が何も言わないから、私がそう訊くと、



「私は……どこで寝ればいいんでしょうか」



花梨ちゃんが首を傾げた。





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