ヒミツのお姫様☆2nd


私は、花梨ちゃんに微笑んだ。


そんな私の言葉に、爽は耳をピクリと動かした。



花梨ちゃんが、もし爽と寝るって言ったらイヤだけど…さすがにそれはないでしょ。



花梨ちゃんだって女の子だもん。




……とか、甘く見ていた私がバカだった。




「俺らと寝るのがイヤなら、保健室からふとん借りてくるから……」


私が、花梨ちゃんに、そう言った言葉を遮ったのは、



――花梨ちゃんだった。


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