ヒミツのお姫様☆2nd
ギャーギャー騒ぎだした2人の横。
少し温度差がある信哉が私に話し掛けてきた。
「……そんなに、心配なら自分で確かめたら?」
「自分で……?」
私が聞き返すと、信哉はコクンと頷く。
でも、どうやって……。
それに、仮に……爽の心が花梨ちゃんのものになってたりしたら、怖いよ……。
「怖い?」
信哉のその声に素直に頷いた。
すると、信哉は「ふーん」と私を横目で見る。
……睨まれてるみたいで怖いんですけど……。