ヒミツのお姫様☆2nd
「信じてないんだ?
アイツのこと」
「し、信じてるよっ!」
信じてる……けど、不安なことはあるじゃんか。
「怖いんだろ?信じてないじゃん。
不安なんだろ?だったら、確かめに行けばいいじゃん」
「う゛……」
信哉に言い返せられない。
固まる私に、ニヤリと不適な笑みを浮かべ、信哉は指で眼鏡を上げた。
「確かめるなら……
手伝ってやるよ」
「えっ?」
て、手伝う?
信哉が?
……というか、確かめるって言っても何すればいいか分かんないし。
でも、今の信哉の表情からして、何か作戦みたいなのがあるみたいだけど……。
「椿原ってヤツがここにいるのも、あと3日だろ?
仮に、結果が悪い方だったとしてもすぐいなくなるじゃん椿原」