ヒミツのお姫様☆2nd
……わぁ///
眼鏡を外した信哉の姿を見て、心臓が跳ねてしまった。
どうやら、私は信哉のこの姿に弱いみたいだ。
「トラウマになっちゃうかな……?」
急に信哉が眉尻を下げる。
切ないようなその表情。
どうしちゃったのかな?
というか……トラウマって……何だろ?
「俺のこと……嫌いになるかもな」
切なそうに微笑む信哉。
信哉は時計を見て、
「じゃ、始めるか」
ため息混じりに、でも少しだけ楽しそうに……いや本当は悲しかったのかな……一言言うと、
「きゃっ!?」
私の腕をぐいっと引っ張った。