ヒミツのお姫様☆2nd


信哉が私の唇の少し横にキスを落としたということ。



だから、口にキスはされていない。



……けど。



廊下の方から見れば窓に腕も押さえつけられちゃってるし、襲われているようにしか見えない。



さっきよりも確実に近づいている足音。



近づいてくるにつれて、私の鼓動も速くなっていく。



いや……来ないで……。



という、私の思いも虚しく……




――ガラ



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