ヒミツのお姫様☆2nd


ぞくりと背筋に寒気が走った。



だんだん近づいてくる綺麗な顔。



ただ固まることしかできない私の瞳に涙が浮かんできた。




今度こそ本当にキスされるかも……!!



ぎゅっと目を瞑ったとき。


私は…予想通りキスされた。




――ん?


あれ?なんだか……この感触……




私、知ってる。


ゆっくりと瞼を上げる。




と、目の前にあるのは爽の顔。


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