ヒミツのお姫様☆2nd
そんなことを考えていたら、私の唇に重なっていた温もりがスッと消えた。
「どうせ、柚希のことだ。
嫉妬……してたんだろ?]
「へ……?」
「椿原と俺のことをさ。
で、彼女なのに俺を信じられなかったから……」
なんだか、すごく嫌味っぽく聞こえてくる。
爽は、チラッと信哉に目を向け、
「コイツに協力してもらった。
違うか?……柚希」
う……。
よ、読まれてるし……。
私の考えてたこと……。