ヒミツのお姫様☆2nd
「正解。
さすがだね。彼氏くん。
彼女のことはお見通しってか?」
信哉が立ち上がりながら、口を開いた。
立ち上がるときに少し信哉がふらついたのを、私は見逃さなかった。
「信哉っ、大丈夫?」
「あぁ」
信哉は私に“心配するな”と言わんばかりにまっすぐな視線を投げかけてきた。
「信哉も、ちょっとやりすぎ。
あのまんま、俺が何もしなかったら、おまえ…キス…してただろ?」
「さぁ?
どうかな?」
挑発的に爽に言葉を発する信哉。