ヒミツのお姫様☆2nd


「……何?
物足りないの?」



顔に思っていることが出てしまっていたのだろうか。


爽は私の目線の高さと同じになるように、背を屈め、私の顔を覗き込んだ。


その顔は、ニヤリと妖しい笑みを浮かべていて。


でも、そんな爽にも、ドキッとしてしまう私は……



――結構、重症なのである。



こういうときくらい、素直になってみてもいいのかな……。



だって、実際、もっと……キスして欲しい。


そんな私は……変態なのかな?


< 18 / 216 >

この作品をシェア

pagetop