ヒミツのお姫様☆2nd
「私、みんな……好きだから……」
それは不意に私の口から出た言葉だった。
だから、言った後に慌てて付け足した。
「……もちろん、友達として……だよ?」
爽は、そんな私を見てはっと笑う。
「分かってるよ。
ってか、友達としてじゃなかったら俺、おまえに何するか分かんねーし」
笑いながらさらっとそんなことを言う爽。
「あ……ははは」
私は、顔を引きつらせることしかできなかった。
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