ヒミツのお姫様☆2nd
イケナイ告白
ついに、花梨ちゃんがこの学校にいるのも今日が最後。
今は、次の授業が移動教室だから移動中。
爽、昴、信哉、和馬……そして花梨ちゃんと一緒に廊下を歩いている。
私は、何故か少し違和感を抱きながら足を進めていた。
んー、何なんだろ。
この違和感。
不思議に思いながら、爽達を見てみる。
「どーした?柚希、何かあった?」
偶然にも目が合ってしまった昴が首を傾げる。
「いや……何も……あっ!!」
私は、そのとき違和感の正体が分かった。
教科書が一冊足りないっ!