ヒミツのお姫様☆2nd
「柚希くん……」
花梨ちゃんの表情は、いつになく真剣。
私は、ごくりと生唾を呑んだ。
「好きなんです……///」
「……?」
花梨ちゃんの顔が、ゆでダコのように真っ赤になった。
好き……?
好きって……爽のことを?
私の頭の上には、“?”が飛び交う。
「ゆ、柚希くん……?」
心配そうに私の顔を覗きこむ花梨ちゃん。
「えっ?あっあぁっ!
えーと…その…よく意味が分からなくて…」
しどろもどろにそう答えた私に、花梨ちゃんが、恥ずかしそうに、口を開いた。