ヒミツのお姫様☆2nd
息を切らした王子様が現れた。
「爽っ!!」
爽の姿が視界に入った途端、安心感からか、目に涙が溢れる。
「やっぱり……」
はぁ……と、爽は、ため息を吐く。
ん……?
『やっぱり……』??
え?どーゆーこと??
不思議に思った私は、爽と花梨ちゃんを交互に見つめる。
「そ、爽くん……帰ってよ……」
拗ねちゃったのか、花梨ちゃんは不機嫌そうに声を出した。
あの…花梨ちゃん、この態勢…どうにかしようよ。