ヒミツのお姫様☆2nd


息を切らした王子様が現れた。



「爽っ!!」



爽の姿が視界に入った途端、安心感からか、目に涙が溢れる。


「やっぱり……」


はぁ……と、爽は、ため息を吐く。



ん……?


『やっぱり……』??



え?どーゆーこと??


不思議に思った私は、爽と花梨ちゃんを交互に見つめる。


「そ、爽くん……帰ってよ……」


拗ねちゃったのか、花梨ちゃんは不機嫌そうに声を出した。



あの…花梨ちゃん、この態勢…どうにかしようよ。


< 196 / 216 >

この作品をシェア

pagetop