ヒミツのお姫様☆2nd
すごい迷惑かけちゃったなぁ……。
「嫌な予感はしてたけど…まさか本当に予感が的中するとは思わなかったよ」
呆れたように言葉を零し、苦笑いをする爽。
嫌な予感が的中……?
「嫌な予感って……え?」
「あ、あぁ、俺さ、知ってたんだよ。椿原がおまえのこと好きだったの」
え…ええぇぇぇっ!?
「……私ね、爽くんに相談してたの。そしたら、積極的にアタックすれば、アイツも振り向くかもなって言われて……」
花梨ちゃんが、小さな声でそう言った。
「爽……何そんなことアドバイスしてんのよっ」
「だって面白そーだったし」