ヒミツのお姫様☆2nd
爽の言葉にトクンと胸が高鳴り、爽の顔を見て、ドキドキと胸の鼓動がさらに速くなった。
「そ…「爽ー!!」
不意に爽の名前を呼ぼうとした私の声は、突然教室に入ってきた昴に遮られた。
「おーいたいた」
「…………」
昴に続いて、和馬と信哉も教室の中に入ってくる。
「あと…授業20分だけど、どうする?」
信哉が、腕時計を見ながら静かに口を開いた。
「えっ!?
みんなごめんね…」
私が頭を下げると、
「いやっ、私が悪いんですっ!」
花梨ちゃんも頭を下げた。
「ま、気にすんなっ!
俺的には、授業サボれてラッキーだったし」
昴は、いつものテンションで私達に言った。