ヒミツのお姫様☆2nd
「……///」
花梨ちゃんは、それから何も言わず、ただ顔を赤く染めるだけで……。
昴達は、
やれやれ……
という感じで私達を見ていた。
それから、私が解放されたのは、数分後だった。
「はぁっ…」
なんか、緊張してて上手く呼吸できなかったよ……。
爽から解放されたと同時に、たくさんの空気を肺に送り込む。
花梨ちゃんも、我に返ったのか、はっとして、目をぱちくりさせていた。
そして、
「わ、私、おじいちゃんのところに行ってきます!」
教室を出ていった。