ヒミツのお姫様☆2nd
「はい。
じゃあ、まずはクラス毎に整列しろー」
先生が声を張り上げる。
「ちぇー」
斉藤は、口を突き出していかにも“面倒だ”という顔をした。
そんな斉藤は、しぶしぶ自分のクラスのところに歩いていく。
いつの間にか、城井、爽、新谷の姿は無かった。
みんな……はやっ!!
特に新谷なんか、さっきまで斉藤とつるんでたのに。
だから、私は斉藤の数歩後ろについて、自分のクラスのところへと向かった。