ヒミツのお姫様☆2nd
「うわぁっきれー」
露天風呂から眺めることのできる景色はとても綺麗だった。
露天風呂に浸かって、景色をぼんやりと見つめていた。
――――――――……。
もう、露天風呂に来て何分が経っただろう。
景色に見とれていて、時間を忘れていた。
バカだ……私。
早く部屋戻らなきゃなのに……
「出るか…」
そう呟いて、立ち上がったときだった。
男湯とここの露天風呂が繋がっている扉の向こうから、
「朝は、風呂独占できるからいいなっ♪」
聞き覚えのある声がした。