ヒミツのお姫様☆2nd
「……」
「……」
私と、中に入ってきた……斉藤は、完全フリーズ。
もう……ダメだ。
涙がじんわりと目に滲んできた。
沈黙が流れる。
せめてもの救いは、お互いタオルを巻いていたこと。
「え……?
ゆ……ず……き……?」
斉藤が、唇を震わせながらそう口にした。
「……」
タオルを巻いていても、いくら小さいとはいえ、胸のふくらみは分かってしまうものだ。
私は、ギュッとタオルを握り締めた。
そして、斉藤は恐る恐る私に向かって訊いた。