ヒミツのお姫様☆2nd
「俺、結構悩んでたんだよ!
まじで俺、ホモだったらどうしようって!」
「はぁ……」
「ん……?待てよ?」
斉藤は、急に難しそうな顔をした。
ってか、早く出たいんですけど。
地味に寒い。
さっきまで、お湯の中にいたし。
第一……恥ずかしい……///
「もしかして、柚希って、爽と……」
次の斉藤の言葉を待つ。
風が吹いて、肌を冷やした。
「できてるの?」
「え?」
「だから、おまえの前に言ってた……ほら、学祭のとき。
あのときに好きなヤツいるって……「キャーーーー!!」
なんで、分かるのー!?
あまりの恥ずかしさに耐えられず、私は脱衣場まで走った。