ヒミツのお姫様☆2nd



「わっ!?」


尻餅をついた私に。



「野中……?
大丈夫?」



手を差し出す人。


その手を辿ってその人を見る。



「城井……」


「ほら、立ちなよ」


城井は、差し出した手を強調させるかのようにヒラヒラさせた。




「あっ、うん。
ありがと……」



私は、その手を取り、立ち上がって服に付いた土を手ではらった。



「城井は、こんな時間に、こんなところで何してるの?」


私が思った疑問。

だから、私は訊いてみた。

< 62 / 216 >

この作品をシェア

pagetop