ヒミツのお姫様☆2nd
「わっ!?」
尻餅をついた私に。
「野中……?
大丈夫?」
手を差し出す人。
その手を辿ってその人を見る。
「城井……」
「ほら、立ちなよ」
城井は、差し出した手を強調させるかのようにヒラヒラさせた。
「あっ、うん。
ありがと……」
私は、その手を取り、立ち上がって服に付いた土を手ではらった。
「城井は、こんな時間に、こんなところで何してるの?」
私が思った疑問。
だから、私は訊いてみた。