ヒミツのお姫様☆2nd
と、不安に思ってしまう。
私の横に座っている爽が、チラリと私に横目を向けたのが分かった。
でも、爽は、またすぐに正面に向き直った。
「……」
信哉は、いつものように無言。
斉藤も珍しく今日はおとなしい。
早く、この時間が終わればいいのにっ!
そんな私の願いが通じたのか……
「じゃあ、食べた奴から片付けて部屋に戻れー。
9時までにロビーに集まることっ!」
先生が生徒にそう指示した。
「えっ?
もう、ごちそうさまー?」
新谷の皿を見ると、まだ朝食が残っている。
私の皿の上にも、たくさん食べ物が残っていた。