夢和奏華

2192年初夏

時は明庵。

2192年初夏…



「ねぇねぇ狭也!」




「なぁに?」




「狭也って前世のこと覚えてるんでしょ?教えて!」




「しょうもない話だよ?」




「いいのいいのー」


ここに二人の女がいた。

女性というにはまだ幼く、少女というにはまた合わぬ者たちが



そんな彼女たちに語られるは幾年も前の記憶だった











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