Best Love
「桜川藍ぃ!?・・・ってあの女みてーな先輩の事だよな?」
「多分そう・・・」
先輩・・だったんだ・・・
「そいつがどうしたんだ?・・もしかして・・昨日何かされたのか?!」
「絵真ちゃん、桜川先輩ってどんな人?」
「え・・?あぁ・・優子は転校生だし、男に興味無いから知らないかもしれないけど、有名だな。男なんだけど、そこらの奴と違って物腰が柔らけぇっつーか大人っぽい感じで。まぁ、私も興味ねぇしそんな知らねぇけどな!」
絵真ちゃんはそう言うと、それがどうした?とでも言うような顔をした。
「ゆーうーこっっ」
突然声がしたかと思うと、後ろから大きな体重がかかった。
「きゃっ!茜ちゃん?く、苦しい・・・」
そんな私の言葉も虚しく、茜ちゃんは体勢を変えずに
「優子が男の話って珍し~いっ!」
と言って更に体重をかけてきた。
多分、詳しく話せって事だろうな・・・
「茜、優子が潰れちゃうよ。絵真と違ってか弱いんだから。」
夏海ちゃんが間に入ってくれた
けど・・
「おい!!」
一言多いよ~っ