Best Love



その時だった

「優子、、おはよぉ・・・」

後ろで気の抜けた声がした。

ビクッとなって後ろを向くと、灰田 茜(はいだ あかね)通称茜ちゃんが立っていた。


ホッ
「なんだぁ、茜ちゃんかぁ」


「なんだとは何よぉ・・・・」


「おぅ、茜来たか!てか聞いてくれよ夏海の奴がよぉ、、」

そう絵真ちゃんが言いかけた時夏海ちゃんが慌てて

「そういえば茜!どうしてこんなに遅かったの?もうすぐホームルーム始まっちゃうよ。」

と茜ちゃんに話しかけた。


絵真ちゃんがチッと舌打ちした。


確かに絵真ちゃんの動作は男の子っぽいけど、実は私が知ってる人の中で1番女の子っぽい子だと思う。



「どうしてって、徹夜でチョコ作ってたからに決まってるじゃない!」

叫ぶように茜ちゃんが言った。

教室にいる子たちが何人かコッチを見た。

あ、茜ちゃん・・・?

「お、おい茜落ち着けよ」

珍しく絵真ちゃんもあたふたしている。




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