いちごおれはお好きですか?




『じゃあな』


先輩は私の頭をぽんっとして
歩き出した。



「椎名先輩!」


私は椎名先輩を呼び止めた。

足を止めて私の方をみる先輩。



「あの…、今日の執事喫茶の先輩、格好良かったです…」


自分で言ってて恥ずかしくなった。
声、小さくて聞こえなかっただろうな。





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