いちごおれはお好きですか?




『早瀬』


椎名先輩は私のところに
歩いてきてくれた。


「せんぱ…―――」



『ありがとう』


そう言って椎名先輩は私のおでこにキスをした。


「せ、せ、先輩ッッ?」


私は状況がのみこめなくて
あたふたしていた。


『じゃあな』


と言って先輩は歩いて帰ってしまった。



今のって…
キスの中に入るよね…


「/////」


私の心臓は今までにないくらいドキドキしていた。




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