いちごおれはお好きですか?



「あの、先輩ッッ…」


『なに?』


「帰りま、せんか?」



私はこの状況からどうにかして逃げ出したかった。

先輩に抱きしめられてるのが嫌なんじゃない。

私の心臓がもたない…/////



『やだ。』



「もう…暗いです。」


外をチラッと見た先輩は『本当だ』と呟いて、私のことをゆっくり離した。




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